リトル・ランナー
ル・シネマ(20060330)
入院中に昏睡状態になった母。「奇蹟でも起きなければ目覚めない」といわれるが...
カトリック系の学校に通うラルフは、教師に問うのだが...奇蹟は不可能といわれるのだ。当然だけれど...
併せて、「ボストンマラソンに優勝するのは奇蹟だ」といわれて、ラルフはボストンマラソンを目指す。そこで奇跡を起こすことで、母を目覚めさせたいわけだ。
でも、カトリックでの神の奇跡はそういうものではないわけだから、学校の中でも波風が立つわけです。
で、ラルフは本当に頑張ってしまうわけです。
泣いちゃいましたね、やっぱり。
ラルフが煩悩の固まり(あの年頃なら当たり前か)なのがいいです。だからこそ、最後がいいです。
だけどなんで、「リトル・ランナー」なんていうタイトルを作っちゃったんでしょうね。元々のタイトル(Saint Ralph)の方がずっとしっくり来るんだけどなぁ。奇蹟を超すことでラルフは聖人の仲間入りをするという意味です。
だから、元々とタイトルを意識して見ていくと、結末はそこそこ予想できてしまうのかもしれない。