ゲド戦記
一回目
TOHOシネマズ川崎(20060801)
前売り券を買ってあったのだけれど、今日は1000円の日。前売りを使わずに鑑賞。
すでに夏休みに入っていてしかも割引の日なのに、この程度の入りなのか。子供連れはポケモン方面のようだね。
前から気になって買ってあったけれど読んでいなかったゲド戦記。
これから読まなくっちゃ。
いろいろとよくない評判ばかり先行していたけれど、悪くないと思うよ。これ。
ジブリはすでにセルを使わなくなっていて、CGベースでセルっぽい雰囲気を出しているのだけれど、いい意味でセルっぽい感じが見えたような気がする。その辺は、ジブリの質じゃないって言われると確かにそうなんだけど...そのときの社会状況を反映してちょっとダークな感じの背景画の雰囲気って好感が持てた。
陽気な作品を期待する人も多いのだけれど、ゲドはゲドだからね。明るい話にはできない。きっと宮崎駿が監督していたら、彼がゲド戦記を原案として書いた「シュナの旅」になってしまったのではないかな。だから、ゲド戦記をゲド戦記として描くには、宮崎駿ではない誰かが必要で...でも、それが宮崎吾郎なのかはよくわからないのだけれどね。
いつかは死ぬことがわかっているのに、どうして命が大切なのか。
当たり前のように、普段あまり考えなかったことではあるのだけれど、今の世の中、それを本気で考えることは必要なことなのかもしれない。
そんなところ思えただけでも十分満足。
近々、前売り券でもう一度見る予定。
二回目
TOHOシネマズ川崎(20060827)
近いうちのつもりが一月近くも間があいてしまった。
しかも今月は、ほとんど映画を見ていないし...
でも、間があいたということで、新鮮に見ることができたと思う。
あちこちでいわれている不評な部分、見て気にならないのは、私の目が未熟だから?
近くの小さな子供が落ち着かなくてうるさかった。
この映画は小さな子供には無理だね。
最初の死だって、そこそこ難しい漢字を使っていて、ふり仮名も振っていない。
岩波のふり仮名いっぱいの本でも、小学6年生以上の設定なんだからね。
さて、内容について新たに得るものがあったかというと...という意味では、深みがないのかもしれない。