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20061016 ハワイの大地震とキーワード広告

日本時間の今日未明、ハワイ島付近で大地震が発生した。朝の段階では、日本の新聞のニュースサイトでは、地震があったという事実を伝えるのが精一杯の模様だった。そこで、実際の状況がどのようなものなのか、と思い、米国の新聞サイトを少し覗いて回ってみた。

もちろん、地震に関する状況について日本の新聞サイトよりも詳細かつ具体的な内容があって、停電などインフラへの被害があるものの、人的被害は、まだ分かっていないのか、少ない模様、というようなことが分かった。

しかし、そのページを見ていて気づいたのは、ページ上部のバナー広告。
最近では、こういう広告もページに記述された内容を分析して、キーワードを拾って記事の内容に関連したものが表示されるようになっている。キーワード広告だ。ページのコンテンツに興味のある人に、興味のある内容の広告を見せようということで、もちろん通常のバナー広告よりも効果が高く、インターネットでの広告ビジネスの主流は、こちらに移行している。

さて、件の地震のニュースのページには、当然のことながら、ハワイ諸島の島々や、主要都市の名前がてんこ盛りである。そこで、表示された広告は、青い空の中、椰子の木が魅力的なリゾートの広告だった。キーワードの分析からすれば順当な広告の選択なのだろうが、その地域の惨事を伝えるニュースにリゾートの広告というのはいかがなものだろうか。当然、広告の効果は期待できないだろう。

こういうことを繰り返すうちに、さらに広告選択の精度が向上しているのだろう。

[Web2.0ビジネス]