父親たちの星条旗
TOHOシネマズ川崎(20061101)
硫黄島2部作の一本目。
米国側からの物語。
結果、米国が勝ったのは間違いのない歴史なのだけれど、それは現場の国のため、肉親のためという思いの積み重ね、犠牲のうえに成り立っているということ。退路を絶たれ、絶望的だった日本軍だけでなく、米軍側も立場上退路はなかったのだった。
悲惨な戦いの裏で、現場の努力とは別のところで政治が動き、硫黄島が政治の道具になっていく。硫黄島の英雄としてまつり上げられた兵士たちは、戦場のトラウマと政治の場の大きな違和感に悩まされ、それぞれの道を進んでいく。
そんな生き残りの証言として、この作品が描かれている。
二本目も是非見ます。