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日記的雑記/2006-12-15

低度情報化社会

という本が出ているのだけれど...ブログやSNSで情報発信の量が爆発的に増えているのだけれど、その質は圧倒的に低くなってきているという話。

Wiiのインターネット接続について、オンラインで交わされているやりとりを見ていると、素人が素人に助言しているようで、自分のところの設定があたかも一般的なものと思ってみたり、DNSやDHCPというような基本的な用語を混同したり、コマンドの綴りが間違っていて動かないのを、パラメータとの間にスペースを置けと助言してみたり...

メーカーにもっと簡単にできるように、ってうったえているけれど、そもそも既存のWiFiの枠組みに乗っかってきているんだから、メーカーがなんとかできる訳ではない。メーカーとしては、USB接続の専用ハードウェアも発表しているわけで、WiFi接続に自身がなければ、それを買えばいいだけのことなのだけれどね。もっとも、WiFiの設定にしても初期の製品に比べれば、ずいぶんとわかりやすくなっているのだけれど...

もう一つは、最近届いたメールマガジン。紹介されていたのは、昨シーズンから愛用しているZippoのハンディウォーマー、ひらったくいえば白金カイロ。ライターオイルを燃料に白金触媒で発熱するのだ。メルマガによれば、使い捨てカイロの13倍の発熱なのだそうだ。

それで、触媒反応で水と炭酸ガスを出して発熱する。っていう記述があって、次のページを見ると、一酸化炭素や二酸化炭素などの有毒なガスは出ない、ってへンだろう。
このような商品説明のような文章の中に、非常識が紛れ込むのがこわい。
書き手の無知が世の中に伝染してしまいそうだ。

情報を発信する者は、その情報の与える影響を認識しなければならない、というのを認識しないといけないのだと思う。自戒を込めて。