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フラガール

TOHOシネマズ川崎(20061001)

常磐炭坑の閉鎖間際に建設された常磐ハワイアンセンター。いまのスパリゾートハワイアン。炭坑で湧き出し、捨てていた温泉を使った多角化、町おこしの実話。

ハワイアンセンターの解説にあたって、炭坑町に住む女性たちを集めて構成されたハワイアンダンサーとその指導に東京からやってきた先生の実話をもとにしたもの。

しずちゃんって存在感がありますね。大きいっていうのがまずあるけれど、それだけじゃなくって、ちゃんと女優しています。

フラはみんな初心者だから、最初はでたらめ、でも、時間の経過でプロになっていく。
特に蒼井優はすごい。最後には、先生役の松雪泰子が最初に見せるダンスを完璧にマスターしている。ここまで練習して持ってくるのがすごいのだけれど、そこまで練習した上で、初期の頃のぎくしゃくした踊り、そして硬い笑顔(笑顔すら出ない表情)を演ずるのはすごいと思う。先生役は、最初から踊れて当然なのだから、事前に十分練習してそこまで持っていって演ずればいいのだが、教わる側は大変だと思う。

フラガールたちの頑張り、彼女たちと先生との、そして最初は排他的だった炭坑町の住人たちとの間の出来事、そして心の交流に涙が止まらない。

プロジェクトX的なテーマを、プロジェクトX的にまとめているのだ。