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ファイナル・カット

K's Cinema(20060107)

視覚聴覚の感覚を全て記憶するために、胎児のうちに脳に埋め込むZoeチップ。死後にこのチップを取り出して、編集し、本人の人生を振り返るという設定。この編集を行うのがCutter(字幕では「編集者」)、一生を数十分にまとめてしまうのだがら、カットというのは言い得て妙。

カッターにはいくつかの規則があるのだけれど、その一つに、カッター自身はZoeチップを持ってはいけない、ということ。なぜいけないのかは、映画を見れば分かるのだが...

主演はロビン・ウィリアムズで、Zoeチップを持っていることを知らずに、Cutterになってしまったという設定。そもそも、Cutterになったのは、少年時代にあった事件の償いの意味もあったのだが...

Cutterは、故人の過去を知ることができるのだが、故人の周囲の人や物は継続して存在している。だから、Cutterならではできること、ということもあったりする。

ロビン・ウィリアムズは、コミカルな部分一切なしのシリアスな演技。
非常にシリアスなSFドラマだ。