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「世界は分けてもわからない」

福岡伸一
講談社現代新書

部分と全体の話。
部分だと思ってもそれが全体とつながっているのだから、分けて一部だけを見たってわからないよ。っていうお話。

要素還元主事の機械論とホリズムの議論があるのかと思ったけれど、そういう議論には振らずに実例を中心に議論が進められていく。

後半、ガン細胞の話が展開されるのは興味深い。自分の体の中に飼っていたし、まだ飼っているかもしれない身は、ガンという単語に過剰日反応してしまうのかもしれない。

「生物と無生物のあいだ」が、未読なので、今度読んでみよう。