!東宝シネマズ二条(20060115) ご存知、三谷幸喜の脚本・監督作品。 うまい役者をこれだけそろえて、贅沢にキャスト。でも、主役はその中の誰でもなく、ホテルなのだ。そうとしかいえない。 オムニバス風に、多くのエピソードを導入しつつ、それらがお互いに結びつきあって、ひとつのまとまりとなる。その瞬間、大晦日がおとづれるわけだ。 新年、すべての問題をリセットして、次に進んでいく、その舞台がホテル。 事前の紹介番組などで聞いていたが、長まわしのワンシーンワンカットの威力はすごい。基本的にロングショットになるわけで、画面全部に動きがあって、エピソードをつないでいく。 たっぷり笑わせてくれるけれども、それでも、どこかほろりとさせそうな、そんな良質のコメディだね。 ロングショットの中に、見落としがないか、是非、もう一度劇場で見たい。