!TOHOシネマズ川崎(20061107) 季節はずれ、早めのクリスマス映画。というか、ちょっと大人になっちゃった男と女のラブストーリー。 コンプレックスの塊の主人公(中谷美紀)は、見た目のつりあいばかり気にして恋を逃してきている。イケメンの弟の連れてきた彼女(上野樹里)にも、はっきり云ってつりあわないからって、言い切ってしまう。 自分の恋も、学生時代からの王子様に封印をしてきたのだけれど、ふと出会ってしまう。 年を取って、変わったこと、変わらないこと、そして何事も思ったとおりには行かない。 挫折、コンプレックス、そんなものを積み重ねてきた大人の、それでもちょっと若くってほろ苦いラブストーリー。 中谷美紀がうまいのは当然、相手役の大沢たかおもいい。そして何より、上野樹里の抑えた感じの演技が印象に残ったのだった。