朝日新聞(2006年10月19日 朝日新聞 生活1 025 「職場の親睦会、復活!? ギスギス成果主義、会社が危機感」)によると、社内旅行、誕生会など、職場の親睦のためのイベントが復活してきているらしい。 仕事でもないのに、強制されて自分の時間を使う、ということへの反発から下火になってきていたが、最近は新入社員の中にもこういうイベントへの抵抗が減ってきているようだ。また、成果主義の行き過ぎからの是正も営業があるようだ。 もともと、社内旅行のような日本固有のイベントが、企業内のソーシャル・キャピタル(社会関係性資本)を蓄積するためのメカニズムであると分析していたのだが、そういうイベントが下火になることで、ソーシャル・キャピタルの減少とそれに伴う組織学習や知識経営の能力低下が懸念されていた。 この記事のように、状況が変わってきているのだとすれば、旧来の日本企業に備わっていた強みも復活することが期待できるのだが...それは、今後の動向を注視する必要があるだろう。 {{category 知識経営}}