メルビルの白鯨(モビィ・ディック)のもとになった実話を描いた映画。実際に、メルビルが小説執筆のために、エセックス号の生き残りに聞き取りに来ることから話は始まり、その語りの形で物語は進んでいく。 ナンタケット島(ボストンの近くだったと思う)を母港とする捕鯨船(とはいっても、クジラの油だけとって、あとは捨てる)エセックス号は、大西洋上で嵐に会い痛手を負う。そこから、船長と一等航海士との確執が生まれる。 太平洋に出ると、クジラはいない。クジラを取らないと帰港できない。 クジラに船を壊されたという船乗りの話で、その海域に行くと、クジラは多いのだが、件の白鯨がいた。白鯨に船をやられるのは一瞬だ。 その後の漂流が大変だったのだった。 とにもかくにも、船長、一等航海士のかほんの僅かが生き残って、故郷に帰る。 そして、真実を話さず口をつぐむようになるのだった。 http://wwws.warnerbros.co.jp/hakugeimovie/