!新宿東急(20060125) すでに原作を読んでいる作品。 「僕の記憶は80分しか持たない」という数学の博士(という言い方もちょっと変なんだけど)と家政婦、その息子の物語。 原作では、時間の流れに従った構成だったのだけれど...吉岡君をキャストしてしまったためか、成長した息子の回顧の形で語られる構成になっている。 いくつかの事件はフォローしているんだけど、結末がちょっと違うような気がする。原作の途中をはしょれば、原作でも同じような結果なんだけれど、はしょってしまったことで、重要な事実が抜けてしまったような気がする。 もちろん、上映時間の制約があって原作をすべて映像化する訳にはいかないのだと思うけれど...ハンカチを用意していたのに、その部分をスキップされたようで肩すかし。非常に心地よいストーリーになっているんだけど、ちょっと残念。