!TOHOシネマズ川崎(20061201) デパートに勤務する椿山課長(西田敏行)は、心臓発作で倒れる。天国との中間で、死後の世界の選択を迫られる。案内役の和久井映見の感じがとってもいい。 選択は、このまま天国に行くか、完全に消滅するか...もう一つは、初七日まで現世に帰ってくるか...椿山は、突然家族を残してきたので、家族が心配で、戻ることを選択したのだけれど...案内役からは、重大な秘密があることを告げられ、かえってどうするものかと思いながら... 結局現世に帰るのは、彼と、やくざと男の子。彼らは、現世とは正反対(といっているのだが)の格好で戻ってくる。彼は、伊東美咲になるし、男の子は志田未来ちゃんになる。椿山の息子が、須賀健太で今最強の子役同士がいい演技をしています。 彼の見た秘密は、到底受け入れがたいものだったのだけれど、その真実を知るにしたがって、戻ることのできない過去、そして現在を受け入れなければならないことがわかって、穏やかに死後の世界に戻っていく。 3人は、それぞれ別の背景を持ちながら、少しずつかかわりを持つのが物語の世界なのは仕方がないとして、それでもやっぱり、涙を誘う作品でした。