ガウディについては、ずいぶん前に「アントニオ・ガウディ」なる作品を見た。これは、ガウディの設計による多くの建物を紹介する記録映画のようなものだった。そこから、ガウディへの興味がわいた。 今回の映画は、サグラダ・ファミリア教会の完成が見えてきた今、ガウディと教会の思想的、宗教的意味をまとめたドキュメンタリー映画である。記録映画もドキュメンタリー映画ではあるが、娯楽度が随分と違い、今回はサグラダ・ファミリアにテーマを絞り、現在までの道のりを描いている。クレーンや鉄筋など近代建築技術の活用が建築を促進したのではないかと思う。 完成まであと一歩と思われるのだが、ガウディが描いた教会の前庭部分は、教会建設反対派が宅地化の許可を行政に求め、これが認められて住宅になっている。長期間にわたる建築は様々な問題をはらんでいる。 http://www.uplink.co.jp/sagrada/