{{amazon 4062135264}} :著書:{{category 東野圭吾}} :出版社:{{category 講談社}} :読了日:20060727 書店で見かけて即購入。 通勤の移動中で読了。 警視庁の松宮刑事は、病床のおじを見舞う。 そのおじの息子、つまり松宮のいとこはやはり刑事なのだが、見舞いには一切現れない。 その理由は、最後には明かされるのだけれど... 松宮と事件の当事者の語りで話は進んでいく。 少女が行方不明になり、公園のトイレで発見される。 犯行はある一家によって行われるが、一家の中で事件をどう消化し、昇華していくのか。 間違ったことをした子供に親はどう対処するのか... 松宮は事件を担当し、所轄の加賀刑事、「恭さん」と組む。そうです、この作品は加賀恭一郎ものなんです。そして、そうだと分かったとたんにちょっと懐かしさというか...安心して読み進められました。 加賀刑事の洞察で事件は解決し、病床の父を見舞わない息子は加賀恭一郎であった。 見舞わない理由は、少々理不尽なものなのだけれど...それが、また、加賀恭一郎なのだ、と納得したりもできる。