{{amazon 4652086202}} :著者:海堂尊 :出版社:理論社 :読了日:20080120 これおもしろいです。 中高生が読めるように書いたそうですが、もともと日経メディカルの連載小説なのだから、大人や専門家が読んでも十分に満足できます。 14歳の中学生が、ひょんなことから、「日本一の天才中学生」になってしまったんだが、そのために、超飛び級で医学部で研究する羽目に陥る。そもそも、歴史は好きだが、英語も理科もそれほど得意ではない。なのになぜ「日本一の天才」というのは、読んで欲しい。 でもって、このスーパー中学生を受け入れた医学部の教授というのがくせ者で、研究費獲得の裏側、業績作りのための駆け引きやら...研究者の倫理の重要性は一つの重要なテーマになっています。それから、医学研究はなんのためなのか。 最初、読むのにもたつきましたが、途中からはテンポ良く一気に読んでしまいました。