ロバート・ケネディの話。 予備選挙の最中に起こった暗殺事件。その現場だったロスアンゼルスのアンバサダー・ホテルでの物語。 カリフォルニア州予備選挙の当日、アンバサダー・ホテルにいた人たちのストーリーが時系列で語られていく。当時の社会背景を表すために、人種差別、薬物中毒、ベトナム戦争...そんなものを代表する人物たちの一日を描き、そしてロバート・ケネディの予備選挙勝利記者会見のあと、暗殺は行われた。その場に居合わせて銃弾を受けた人たちがいたのだった。 意味が問われていたベトナム戦争の継続は、今、イラクへの派兵にダブるのだが...米国では、そういう意味合いを込めてこの時期の公開だったのだろうか。 人種問題に関しては、希望だったMLKが暗殺され、ボビーがその希望をつなぐ人だったのだろう。 キャストがとにかく豪華。でも、全員ギャラは一律2000ドルということ。彼らはボビーの良心に共感したのだろう。