!TOHOシネマズ二条(20060116) 若くして大きな業績を作った数学者を父に持つ姉妹。姉はニューヨークで独立して生活し、妹は父と一緒に暮らす。父は、歳を重ねるに従って、精神を病んでくる。妹は、大学で数学を学ぼうとするが、父の世話をするために、大学での勉学を断念する。妹も精神が参ってきている。そして、父の死後、その教え子が彼の全然の業績を確認したいと、生前のノートを確認する。そんななかで、妹と信頼関係を気づいていく。 葬儀の前後で、様々な確執が、そして、父のデスクから出てきた一冊のノート。そこには歴史的に重要な内容が...それは誰が書いたものなのか。 映画になる学者っていうと、数学が多いのだろうか。それも、ちょっと変わった人格として描かれる。「ビューティフルマインド」も数学者と言っていいと思うし、「博士の愛した数式」。数学だと、特別な実験の設定は必要なし、精神活動の成果なのだから、ストーリーは作りやすいのかもしれない。(「ビューティフルマインド」は実話に基づくものだったのだけれど)しかも、整数論が多いのかな。 源タイトルは、単にProof。数学の証明がテーマであると同時に、誰が書いたかを明らかにする、という意味も重ねているのだろう。