!TOHOシネマズ川崎(20060801) 前売り券を買ってあったのだけれど、今日は1000円の日。前売りを使わずに鑑賞。 すでに夏休みに入っていてしかも割引の日なのに、この程度の入りなのか。子供連れはポケモン方面のようだね。 前から気になって買ってあったけれど読んでいなかったゲド戦記。 これから読まなくっちゃ。 いろいろとよくない評判ばかり先行していたけれど、悪くないと思うよ。これ。 ジブリはすでにセルを使わなくなっていて、CGベースでセルっぽい雰囲気を出しているのだけれど、いい意味でセルっぽい感じが見えたような気がする。その辺は、ジブリの質じゃないって言われると確かにそうなんだけど...そのときの社会状況を反映してちょっとダークな感じの背景画の雰囲気って好感が持てた。 陽気な作品を期待する人も多いのだけれど、ゲドはゲドだからね。明るい話にはできない。きっと宮崎駿が監督していたら、彼がゲド戦記を原案として書いた「シュナの旅」になってしまったのではないかな。だから、ゲド戦記をゲド千期として描くには、宮崎駿ではない誰かが必要で...でも、それが宮崎吾郎なのかはよくわからないのだけれどね。 いつかは死ぬことがわかっているのに、どうして命が大切なのか。 当たり前のように、普段あまり考えなかったことではあるのだけれど、今の世の中、それを本気で考えることは必要なことなのかもしれない。 そんなところ思えただけでも十分満足。 近々、前売り券でもう一度見る予定。