{{amazon 4569706436}} 竹内 薫 PHP新書 2009/08/20 「グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業」に続き、「バカ」本です。 工学部に入学して、転部して理学部を卒業し、修士課程では経営学を学んだ自分は、果たして理系なのか、文系なのか。 はたして、「どっちバカ」なのか? 自分は理系だと思っていたんだけれど、この本の分類で言うと、文系人間に近いかもしれません。文系人間の資質があったから、経営学に移ったのか?? ちょっとは、理系センスも残っていると思う。 どっちも必要だし、そのバランスは文系と理系の人数のバランスと、一人の人間の中でのバランスが必要。で、最後には、それぞれのセンスを磨くためのブックガイドが付いている。 そうそう、今の勤務先は「理系」なんだけど、いわゆる「文系」の科目を担当していて、450枚余りの試験を採点しました。彼らは、文章が書けなくったって当たり前だと思っているのだろうか。漢字が書けない、変な当て字をする、はまだかわいいもので、一生懸命読んであげようと思っても、何を言いたいのかわからないものが多数。 これじゃぁ、就職も難しかろう。 理系だって、社会に出るっていうことは、人とのコミュニケーションの中で生きるのだからね。 理系のSEがあっという間にプログラムが書けても、本当に使いやすいシステムが作れるのは、ユーザと円滑なコミュニケーションができる文系SEかもしれない。というのは、本書の受け売り。 でも、上級SEやアナリスト、コンサルテーションを目指すのであれば、理系人間であっても文系マインドを鍛えなければいけないのだよ。